産直まつりは、城北センターの生産者が日頃の産直の取り組みにお付き合い頂いている消費者の皆さんへの感謝の気持ちを込めて開催する収穫祭です。
直前まで天気が心配されましたが、なんとか好天の下、まつりを開催することができました！
まずは城北農園の野菜を収穫！
今年の作柄は夏から秋にかけての猛暑と強い雨などの影響で病気や病害虫が多く発生し、全国的な野菜不足が続いています。
城北農園の野菜も例にもれず、植えたばかりの白菜の苗をコオロギに食べられたり、ジャガイモの表面に模様がついてしまう”そうか病”が出たりと心配が尽きませんでした。
が、組合長がなんとか小松菜、水菜、大根、カブ、白菜、ジャガイモ、レタスなどを育て上げました。
毎年の催しの一つなので、参加される皆さんも慣れたもの。長靴やタオルを持参し、土に汚れていい姿で野菜収穫を楽しんでいただきました。
黒豚肉でバーベキュー
収穫を体験楽しんでいただいた後は、黒豚肉と生産者の持ち込み野菜を使った野外バーベキュー。
家族、知人、友達と寄り合っての青空の下でのバーベキューは野菜収穫以上に産直まつりの定番です。
また、生産者が自分の米を炊いて作ったおにぎりや、黒豚肉と城北野菜を使った豚汁、そして今年は荒尾のハレノヒ食堂さんにお願いしてベジカレーを取り揃えました。
野菜とスパイスのみで作った、近くを通るたびに食欲をそそる香りに引き付けられっぱなしでした！（カレーそのものの写真を撮っておけばよかった…）
そのほかにも蒲池さんが煮込み肉料理の振舞いなどもあり、青空の下でのお食事を楽しんでいただけたのではないでしょうか！
組合長と県連会長のあいさつ
皆さんがバーベキューを楽しまれている所を耳だけ拝借して、組合長が挨拶。
1月末の寒波に始まり、大雨と猛暑、病害虫などなど、異常事態とも言える今年の米、野菜作りの大変さを、生産者が実体に受けた被害なども交えながら訴えました。
続いて熊本県農民連会長の笹渕さんがより大きなテーマ、4月の熊本地震の被災支援の取り組みについての報告と、ＴＰＰ承認について、農業への影響と、それだけにとどまらない、国民生活全般にかかわる影響など、問題点を報告しました。
今年も和太鼓！フリーダム
心配された何とか天気も持ち、毎年恒例の和太鼓演奏も。
城北センターの元組合長の山下さんによる、和太鼓衆フリーダムの演奏はなかなかユニークな曲ばかり。
途中、参加した子どもたちも一緒に太鼓をたたき、楽しんで、場を盛り上げてくれました。
畑にない野菜は青市で！
猿渡さん、岡本さん（写真右手前の二人）をはじめ、ベテラン農家の野菜は青市で！
この時期めちゃくちゃ価格が高騰していたキャベツや白菜、ほうれん草など、貴重な野菜を感謝価格で大放出！また、有精卵農家の堀さんの鶏肉パックも美味しい出汁が出ると毎年好評です！
生産者同士の交流の場でもあります
日頃は忙しく、なかなか顔を合わせることのない生産者も、まつりの会場で会えば情報交換にとどまらず苦労話や失敗話などなど、よもやま話に花が咲きます。
満腹になったらゲーム！ゲームそして抽選会！
今年は輪投げゲームとパン食い競争を企画しました。
大牟田市築町商店街の健康靴屋さんぐーぱの田中さんに作っていただいた輪投げ台を使いゲームスタート！
近頃の子どもには新鮮？、一方お父さん、お母さん世代にとっては懐かしい？ゲーム。でも実は結構難しいゲームなんですね。
城北センターきってのムードメイカー、石原さん（右）のアナウンスで一緒に盛り上がりました。
輪投げゲームに続き、今度は昨年好評だったパン食い競争。
1等賞は新米2ｋｇ！お母さんたちもまじめに見守ります。
次は大人の部。
微笑ましい子供の部と打って変わって、笑い声はこだましながらも参加者の本気が伝わる緊迫したゲームが展開されます。
最後の催し物は抽選会。1等賞の新米５ｋｇを筆頭に、3等賞まで豪華な（？）賞品を用意！
＜番外＞皆さんをお送りした後はお疲れさん会
無事産直まつりを終え、皆さんをお送りして片付けが一段落ついたら生産者集まってのバーベキュー。
前準備から、当日のおにぎりや野菜の振舞い、そして皆さんをおもてなしする慣れない役を終え、ほっと一息。舌鼓を打ちながら感想を言い合います。
産直まつりは城北センターの生産者と消費者の皆さんが交流できる、数少ないイベント。また次回もお会いできればと思います。
お越しいただきありがとうございました！
